ついにキューバで野球観戦 その1~ハバナに到着~
いつかキューバで野球を観戦したいと思いつつ、やはり経済面、休暇の取得などの問題もあり現実感を持てずに月日は流れ…。
しかし、きっかけは意外なところに…。
ある時偶然、SNS上でキューバの国内リーグやカリビアンシリーズの中継を観られることを知った。
試合を見ていると少しずつキューバのチームや選手の名前がわかるようにもなってくる。
独学でスペイン語の勉強を始め、翻訳アプリの力を借りながらSNSで数人のキューバの選手とコンタクトをとることに成功。
そのうちの1人から「キューバに来れば、何でもサポートするよ。」との言葉が…。
社交辞令だろうと思ったものの、ここまで来ればキューバ行きが自分の中で俄然現実味を帯びてきた。
とはいうもののキューバ野球に関する情報は日本国内では極端に少なく、現地の試合日程がなかなかわからない。
だいたい例年8月から翌年の2月頃までがシーズンのようだが…。
選手に聞いてみても「わからない。」「知らない。」との答えが返ってくる。
彼らはいったいどうやって調整しているのか…(笑)
ようやく試合日程がわかったのが6月に入ってからだった。
慌てて旅行会社を検索すると、8月9日~8月13日の3泊5日の弾丸ツアーを発見。
2018年8月ついに夢にまで見たキューバ野球の観戦が実現した。

日本からキューバへの直行便はないのでカナダのトロントを中継する。
羽田からトロントのピアソン国際空港までおよそ12時間のフライト。
トロントからキューバの首都ハバナまでがおよそ3時間30分のフライト。
乗り継ぎの待ち時間を含めると自宅からハバナのホテルまでおよそ26時間の長旅だ。
今回のキューバ行きにはK君という同行者がいて、互いに海外旅行初体験の中年男の二人旅だ。
慣れないロングフライトと乗り継ぎをなんとかこなし、2018年8月10日未明(現地時間)無事にハバナに到着した。
カラッとした空気を想像していたのだが、ムッとした暑さと南国独特の香りに包まれた。
この時日本とキューバの時差は13時間日本の方が進んでいる。

トロントからの便が1時間遅れだったので不安だったが無事に旅行会社が手配してくれた現地の送迎スタッフと合流。
迎えにきてくれたミゲルさんは流暢な日本語を話し、ホテルのチェックインまで同行してくれた。
空港からホテルまでの車中で、以前から気になっていたことをミゲルさんに質問してみた。
近年キューバの有力な野球選手は次々とメジャーリーグを目指して亡命している。
亡命した選手に対してキューバの人々はどのように感じていますか?裏切られたという思い?それとも、頑張れという思い?
どちらの気持ちもありますが、どちらかというと頑張って欲しい気持ちの方が強いです。
この答えを聞いて筆者は少しホッとした。
日本でも最近は野球人口の減少が懸念されていますが、キューバでもそうですか?
最近の若い人たちは野球キューバ代表が強かった時代を知りません。ボール1つあれば出来るサッカーの方が人気です。
わざわざ日本からキューバの野球を観に来たのに…。
宿泊はホテル プラザ ハバナ
ハバナ旧市街の中にあり観光には便利な立地だと思う。




実は旅行会社から事前にキューバの場合ベッドの数は確約できないと知らされてはいたが…。
まさか中年男2人で1つのベッドをシェアすることになるとは…。
今回のキューバ旅行で一番辛かったことかも…(笑)


長旅で疲れてはいたが、時差ボケと初海外の興奮で少しまどろんだだけで朝を迎えた。


到着したのが深夜だったためキューバに来た実感があまりなかったのだが、朝になって窓を開けた時に目に飛び込んできた早朝のハバナの景色は忘れられない。

ついにキューバに来た…
自分は今、ほんとうにハバナにいるのだ…。
この記事へのコメント
Thanks, it’s very informative