アウト1つをとる難しさ∼反省と感動∼

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期待と不安の初試合

AチームとBチーム

筆者の小3次男坊がお世話になっているソフトボールチームは1年生から6年生まで合わせて40人弱の選手が在籍しています。

野球やソフトボール離れが深刻化するなか非常に恵まれた環境です。

ただ、人数が多いとその分試合の出場機会に恵まれない選手も出てきます。

そこで我がチームでは5,6年生中心のAチームと4年生以下中心のBチームの2チーム体制を採用しています。

Bチーム

次男坊が3年生なので筆者は主にBチーム担当のコーチです。

監督が1人でAB両チームをみるのは難しいので、他のコーチに助けてもらいながら、筆者がBチームの試合のオーダーを作ったり、普段の練習メニューを考えたりしています。

昨年の秋に現6年生のメインの大会が終わった後から、徐々に新チームの体制に移行してきました。

前BチームのバッテリーがAチームに上がったため、バッテリーを含めて、ほぼ一からのチーム作りです。

Bチームの初試合

先日、地元ローカルの大会にBチームもAチームと同格の独立チームとして参加させてもらいました。

1試合目

試合時間は50分。

なんとか1人でも多く打席に立つ経験をさせたい…

「ジャンケンに勝ったら先攻で」

キャプテン、見事ジャンケンに勝ってきてくれました(笑)

我がチームの先攻でプレーボール!!

…三者凡退

想定内です(笑)

アウトがとれない

1回裏。

とにかくみんな固い…

「スマイル、スマイル」、「笑って、笑って」と声をかけますが…

ベンチから見ていてもみんなガチガチに緊張しているのがわかります…

ドキドキの立ち上がり…

四球連発も覚悟でマウンドに送り出しましたが、なんとかストライクもとれています…

先頭打者を見事サードゴロに打ち取った!!

しっかり両手でキャッチ

しっかりと両手でキャッチして、無理せずファーストに捕りやすいワンバウンドの送球…

ファーストもしっかりと捕球…

緊張の最初の打球処理を普段の練習通りにキッチリとプレーしてくれました!!

ところが…

なんと間一髪で一塁セーフの判定…(泣)

思わず「え~っ⁉」と声が漏れますが、ベンチも気を取り直して

「ナイス サード!!」「いいよピッチャー!!」と声を送ります。

その後も選手たちは懸命にプレーしますが…

あと一歩のところでアウトをなかなか取れません…

打たれても必死にボールを追い…

諦めずに必死にボールを追う

ワンバウンドも絶対に逸らすもんか…

それでも…

ほんの僅かの差で…(泣)

次々に相手の選手が生還…

終わってみたら、手元の集計で24-0の大敗…

こちらは2回、四球のランナーがやっと1人出塁も盗塁死…

6人しか打席に送れませんでした…

2回裏、相手チームの攻撃中に時間切れで試合終了…

うーん、想定していた以上にキビシイ…

2試合目

お弁当を食べて気を取り直して2試合目。

初戦の大敗にもかかわらず選手たちの闘志は衰えていません!!

まずは”作戦会議”です。

  • 失敗を怖がらずに、とにかくボールを触りにいこう
  • ギリギリのアウトをとれるように全体的に守備位置を前にしてみよう
  • ポテンヒットはもったいないので、外野手は迷ったら前に出よう(目測を誤って頭を越されるのはOK)

今回もジャンケンには勝って先攻です(笑)

初戦に打席が回らなかった選手を前に…

打順を組み替えて臨みます…

これまで殆ど打席に立った経験のない先頭打者がファールで粘る、粘る、

ベンチからも「いいよ!!」「ナイススウィング!!」の声が飛びます。

結果は三振でしたが、充実の笑顔で戻ってくるのをベンチも拍手で迎えます。

1回裏、初戦とはバッテリーも各ポジションも変更しての守り…

初戦と同様の展開…

あと少しのところでアウトがとれない…

惜しい!!練習の成果が出てるよ!!
絶対に諦めない!!

「いいよ!!」「惜しい、惜しい!!」

ベンチからも懸命の声援が送られます…

バッティングも簡単にアウトになるもんか…

練習の成果が出ています…

なんとかバットに当てて喰らいつく

2試合目も2回裏、相手チームの攻撃中に時間切れ…

18-0の敗戦…

ありがとうございました

アウト1つをとる難しさ

選手たちに罪はない

新チームとして初めての対外試合…

緊張の中、不慣れなポジション…

選手たちは懸命に、精一杯プレーしてくれました…

どんなに打たれても、味方がエラーしても、次のバッターに向かっていったピッチャー…

どんなに四球が続いても、「こっち打ってこ~い!!」 声を途切れさせなかった野手陣…

普段の練習で繰り返し、繰り返し、取り組んできたことを存分に発揮してくれました…

それでも1つのアウトをとるのが難しかった…

指導者としての力不足を痛感しました…

これを書いている今も悔しくて、悔しくて、涙がでます…

選手たちの笑顔に救われた

2試合とも大敗…

それでも選手たちは、悔しいけど楽しかったと言ってくれました…

翌週の練習、

変わらず、笑顔で懸命に練習に取り組む選手たちの姿がありました…

この反省と感動を忘れずに、選手たちと1つでも多くの勝利を掴めるように精進していきたいと思います…

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